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裏地の話

2024/12/23

オーダーでスーツやジャケットをお作りする際に、必ず自身で選らばなければならないのが、生地と釦、そして「裏地」です。

裏地には、保温性、袖の通しやすさ、表生地の補強などの役割がありますが

もう一つ役割としてあるのが、見えないおしゃれを楽しむです。

既製品のスーツやジャケットなどは、基本的に同色(表生地と同じ色)の裏地が付けてありますが(無難に売れやすくする為)

オーダーでしたら、自身のためにお仕立てするので、普段付けることのない裏地を付けることができます。

無地で色を変えるもよし、柄裏地で個性を出してもよし、脱がないと見えないので、思い切って冒険できます笑

特に柄裏地を選ぶ場合は、表生地の色合いに合わせて選ぶと、派手すぎず、洒落た雰囲気になります。

そして、自身のキャラクター性も裏地のチョイスで表れるので、会話のきっかけ作りや自身のことを知ってもらえるアピールポイントになります。

意外と表生地よりも選ぶのに時間を有する裏地選び。

「どんなスーツ、ジャケットを作ろうか」想像を膨らませる+「どんな裏地を付けようか」も一緒にご想像ください!

 

派手すぎない動物柄や抑えめな柄裏地もあります。

紺ブレザー

2024/11/23

「ジャケットを初めてオーダーする時に最初に作るべきジャケットはなにか・・・」

店頭でもよくお問い合わせがある問題ですが

おそらく、雑誌やSNSなどでも「おすすめジャケット」などで散々紹介されていると思いますが

当店も「ネイビージャケット」「紺ブレザー」をおすすめします!

一見、落ち着きすぎていて、物足りないなと思うかもしれませんが、まず最初の1着は、着回しのしやすい落ち着いた色や生地を選ぶことを推奨しています。

なぜならば、「長く着て頂きたいから」これにつきます。

派手さに欠けると思いますが、様々なシーンで着ることを想定した時に、やはりネイビージャケットはどんなパンツにも合い、どの年代の方が着ても馴染むお色であるからです。

メタル釦が付いた「紺ブレザー」は釦にアクセントがあるので、シンプルながら今では洒落た雰囲気に見えます。

歴史やうんちくを話すと長くなってしまうので、省略しますが、流行り廃りがなく、いつの時代でも着ている姿をみることができるのが「ネイビージャケット」「紺ブレザー」ではないでしょうか。

そんなアイテムだからこそ、オーダーで体に合った「ネイビージャケット」「紺ブレザー」を作って頂きたいと思います。

 

2024秋冬生地入荷

2024/09/14

まだまだ暑さ続きますが、アパレル業界は秋冬の立ち上がりが始まっており

オーダースーツ業界も秋冬生地の入荷が出揃っています。

 

 

秋冬定番のフランネル生地

起毛感があり、保温性が高まりますので、暖冬見込みの今年は、コートいらずのフランネルスーツで過ごせるかもしれません。

 

ジャケットスタイルも秋冬シーズンが一番着用できる時期。

特にバリエーションが多いジャケット生地は、ビジネス、プライベート、TPOに合わせてコーディネートを替えることができるので汎用性は高いです。

個人的には、ブラウンのチェック柄はジャケットスタイルならではの合わせ方ができるのでおすすめです!

9月でも気温は高いですが、今の時期が品切れも少なく、自由に秋冬生地が選べるベストタイミングですので

この時期のオーダーは特におすすめしたいです。

オーダージーンズ

2024/05/18

富山店に来店頂いている方は、ご存じだとは思いますが

富山店の店長のMyスタイルは、ジャケットにジーンズです。

履いてない日は、ほとんどないのではないかというくらい、ジーンズ率が高いです笑

スーツ屋なんだから、スーツ着ろよとツッコミたくなりますが、ジーンズが好きなんです笑

もちろんスーツをビシッと着る日もありますが、ジーンズが第2の肌になってしまい、脱げ出せないのが現状です笑

ただ、スーツ屋としては、ジーンズでも大人の着こなしとして、ジャケットに合わせても綺麗に見えるシルエットにこだわっています。

昨今、ジーンズ、今ではデニムという言い方が主流だと思いますが、また注目されている中で、流行りもありますが、ゆったりめのシルエットを選択される方も多いと思いますが、ジーンズはゆとりがあればあるほど、ヤング感、ルーズとも言いますか、アメカジイメージが強く出やすい、アイテムだと思います。

大人の着こなしとして参考にするべきは、程よく細いテーパードシルエットのジーンズスタイルです。

(お客様のオーダージーンズお仕上がり)

 

太ももから下にかけて細くなる、テーパードシルエットこそ、ジャケットスタイルに良く合い、綺麗目な着こなしをするうえでも

合わせやすいシルエットだと考えます。

アメカジ、オーバーサイズが流行しているので、中々いい塩梅のシルエットのジーンズに巡り合えないという方も多いと思いますが

ジーンズをオーダーするという選択肢も一つではないでしょうか?

当店で、取り扱っているオーダージーンズは、シルエットはスリムテーパードという、ほどよい細さのテーパードシルエット。

それをベースにシルエット調整も可能ですので、お好みのシルエットが作れます(ワイド目は難しいですが・・・)

生地はセルヴィッチの綿100%の生地からストレッチ混のタイプまで幅広く選択可能。

釦、ステッチ等のカスタムも、もちろん可能なので、お好みのジーンズがオーダーできます。

生産はデニムの名産、岡山県の倉敷市の工場で生地含めて生産、縫製しているので、クオリティも高いです!

初めてのジーンズオーダーが不安な方もご安心ください。

数々のデニムブランドを買い、履いてきたデニム好きの店長が、ご相談から、ご提案まで丁寧にさせて頂きますので、ご安心ください。

理想のジーンズを一緒に見つけましょう!

夏用スーツススメ④

2024/05/13

夏用スーツのススメ④「明るい色を着るべし」

照りつける太陽の中でも、明るい色のスーツを着用することで、視覚から涼しくしましょう!

 

派手すぎる色はもちろんNGだとは思いますが、明るめのネイビー、ブルー系などはビジネスシーンでも重宝できますし

ライトグレーも鉄板です!そして、この季節だからこそ着用できるのがベージュ✨

派手めに見えるかもしれませんが、陽射しの強い時期にベージュは見た目の暑苦しさを防ぎ、柔らかい印象に見せてくれます。

そして、明るい色は暗い色よりも熱吸収率が低いので体感的にも涼しく感じます😊

明るい色が選べるのもオーダーの利点ですかね!

夏用スーツのススメ③

2024/05/12

夏用スーツのススメ③「ワイシャツから変えてみる」

夏用スーツのおすすめその③は、スーツの下に着るワイシャツから清涼感を出してみてはいかがでしょうか。

クールビズでシャツ一枚で過ごされる方も多いと思いますが、シャツの素材にも様々ございまして、生地によっては夏でも汗のベタつきや、通気性が悪い生地もございます。これも素材を夏向け素材にすると、夏でも快適に過ごすことができると思います✨

そのうちでおすすめしたいのは、「クールマックスリンクルフリー」の生地。

「クールマックス」は聞いたことがあるという方も多いと思いますが、通気性と吸水速乾性に優れ、ドライで快適な着心地な素材です。さらに「リンクルフリー」という、形態安定加工を施すことで、シワになりづらく、ご家庭で洗濯して干すだけでほとんどアイロンいらずの隠れた名作シャツ生地です。私も普段はこのリンクルフリー素材のシャツを愛用していますが、ケアがとにかく楽で、普段着用していても、肘を曲げた時に出るシワなどもほとんど付かず、見栄えが良いです!

現在この「リンクルフリー」素材のシャツ生地が5/20(月)まで、表示価格から2,000円OFFのお得なフェアを開催中ですので、是非この機会に、リンクルフリー素材の快適な着心地のシャツをご体感頂ければと思います😊

夏用スーツのススメ②

2024/05/11

夏用スーツのススメ②「清涼感のある生地を選ぶべし」

夏場のスーツ着用でもっとも辛いのは汗でまとわりつくベタベタ感💦どのスーツを着てもベタつきは出るよと思われる方も多いと思いますが、生地の素材の特性でベタつきにくさを軽減することができます!

 

今回おすすめしたいのは、「モヘア」が含まれている生地。

モヘアとは、アンゴラヤギからとれる繊維の名称で、冬用のニットなどのイメージをお持ちの方も多いと思いますがスーツですと

夏用スーツに用いられることが多い素材です。

モヘアの特徴は、独特なハリのある質感です!ウール素材と配合することで、生地にハリが生まれ肌離れが良く、ベタつきを軽減できます。そして、シャリシャリとした清涼感もあるので体感温度を下げ、快適な着心地です😊

シワにもなりづらく、ビジネスシーンでも使いやすいです!光沢感もあるので、無地でも地味見えしないのも良い点です✨

夏用のスーツ新調のご参考になれば幸いです。

夏用スーツのススメ①

2024/05/10

夏用スーツのススメその①「シワになりづらく、通気性の良い、タフな生地を選ぶべし」

昨今の富山の気候は夏と冬が極端に長く、住みやすいのか住みにくいのか、よく分からなくなっていますね笑

特に夏日と云われる気温が5月初旬から発生しクールビズも常態化している昨今、夏にスーツは着ない方も多いと思いますが

反対に、夏でもスーツを着なければいけない方もいらっしゃると思います💦「毎日着ないが、会合でスーツを着なければいけない」「出張の時は夏でもスーツが必要」など今までは、合物のオールシーズン用のスーツで回されていた方も

夏の期間の長さで、さすがに夏用のスーツが必要という方が多いのではないでしょうか🤔

夏用の生地も種類が多いので、どれが自信に適しているか分からない方も多いと思いますので、シリーズ化してご紹介していきたいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが今回、夏用スーツでおすすめしたいのは強撚糸で織られたシワになりづらく通気性に優れた生地です。

夏用のスーツは通気性を上げる為に、薄い生地が多いのですが、通気性を高めるあまり、生地が薄いので、耐久性が下がってしまうのがデメリットとしてあります。

夏場は特に汗をかくので、劣化が進みやすくせっかくオーダしたのにすぐにダメになったということが起きやすいのです。

今回おすすめした強撚糸の生地は糸の強度を極限まで高めることでシワになりづらい特性と丈夫さを兼ね備えます。そして、糸の太さが隙間を生み、通気性も付与されます💨光沢感はなく、マットな質感が特徴ではありますがビジネスシーンで多様される方には、落ち着いた雰囲気で仕上がり、むしろ適している生地感ではないでしょうか✨永く付き合える夏用のスーツにおすすめの生地です😊